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【ディクテーション】初心者向けの正しいやり方は?英語を効果的に聞き取れるようになる学習方法を調査

この記事で分かる事

  • ディクテーションの効果的な学習方法
  • ディクテーションに適した初心者向けの教材について

英語が全く聞き取れない・・・orz
どうすれば上達するの???

英語を学習し始めた初心者の方の多くは上記の様な壁に当たった経験があるかと思います。

そのような壁を打ち破る手段として有用である「ディクテーション」について、この記事では簡単解説していこうと思います。

目次

英語学習におけるディクテーションについて

「ディクテーション」とは一言でいえば「英語の音声を聞き取り、聞き取った言葉を一語一句をタイピング又は紙に書きだす」英語学習のトレーニング方法です。

ただ、一語一句を書き出すレベルにない方向けに、「穴埋め形式で空欄を埋める」という方法でディクテーション学習を行う事も多用されています。
(穴埋め形式の方が難易度は低いですが、英語トレーニングとしての効果は低いと言われています)

また、ディクテーションによって強化できる英語力としては次のものが挙げられます。

  • リスニング力
  • 単語力
  • 発音と単語の結びつき
  • 自分の弱点の把握

特に、「自分の弱点の把握」という点でディクテーションは非常に効果があり、どの点が弱いのか、どこを強化する事で自身の英語力の上昇に結び付くのかが簡単に分かるので、対策がしやすくなります。

引き続き、ディクテーションのやり方について述べていこうと思います。

ディクテーションの効果的な学習方法

引き続き、ディクテーションにおける効果的な学習方法について述べていきます。

ディクテーションは、英文を聞き取り、それを書き写すトレーニング方法ですが、ここで重要な事は「音を脳に認識させる」流れをつかむことです。

ここで、「音を脳に認識させる」と言うと、非常に分かりづらく聞こえると感じますが、分かりやすく言うと「英語の音に慣れさせる」という事です。

英単語でなくカタカナ英語でも良いので、まずは聞こえた言葉をそのまま書き出してみることをおススメします。

「英語の音」に慣れれば、リスニングすることが苦ではなくなるので「聞き取り能力」がかなり上昇します。

引き続き、具体的なディクテーションの順序について記載していきます。

具体的なディクテーション法

具体的には以下の順序で進めると効果的に英語力を鍛えることが出来ます。

  1. 読み上げられる音声を聞く
  2. 3~5回繰り返して聞いてみる
  3. 一文一文を短く区切って聞く
  4. 音声を書き起こしてみる
  5. 答え合わせ
  6. 聞き取れなかったところをチェックする
  7. なぜ聞き取れなかったかを分析する
  8. 聞き取れるまで何度も聞く
  9. 聞き取れなかった単語・表現を確認・暗記する
  10. 描きとった後にもう一度全体を聞く
  11. 1日後に再度同じ作業をする
  12. 7日後に再度同じ作業をする

ここで重要なのは「⑧聞き取れるまで何度も聞く」「⑪1日後に再度同じ作業をする」「⑫7日後に同じ作業をする」です。
人間の脳は「忘却曲線」の理論によると、1度覚えた事でも24時間経つ中で、そのうちの7割程度についてを忘れてしまうと言われています。
その為、1日後に同じ作業をすることで、脳内にインプットされ、7日後に再度繰り返すことで、記憶の定着を図ることが出来るため、英語力の向上に役立てることが出来ます。

初心者向けのディクテーションに最適な学習教材

ディクテーションを初心者が行う上で重要な過渡としては、「難しすぎない教材」で訓練する事です。
というのも、ディクテーションを進めるに当たって、簡単だと思った文章でも「単数・複数を捉えられていない」「冠詞が無かった」と言った細かい間違いを発見する事が非常に多い為です。

その為、難しい教材を用いて訓練すると、聞き取れない単語や表現が多すぎて、逆に効果が少なくなってしまう場合も考えられます。

その上、聞き取れない文字が多くなるほどモチベーションも下がってしまうため、逆効果となる場合も。
そういった前提のもと、初心者向けにおススメな教材としては以下のものが挙げられます。

みるみる英語力がアップする音読パッケージ

1冊のテキストで、音読、リスニング、リピーティング、シャドーイングをすべてパッケージしてトレーニングを行うことが出来る書籍です。
レベル的にも中学レベルの英語を用いており、単語レベルも基礎的なものばかりなので、初心者が行うディクテーション訓練教材には最適の本だと言えます。

英語耳 発音ができるとリスニングができる

こちらは20年前から英語学習として売れ続けているリスニング教材です。
レベル的にも難しくない為、ディクテーションにも最適のトレーニング教材です。

さいごに

ディクテーションは方法や教材を間違えば、逆効果ともなりうるので、注意が必要と言えます。

ただ、しっかりとした方法で行う事で、極めて高い英語トレーニングともなるので、現在「リスニングが出来ない」といった悩みを抱えている場合は、上述した方法でディクテーションを試みてみることをおススメします。

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